PEOPLE.02
小さいころから好きだったモノづくりを仕事に
そもそも設計に興味を持ったのは、幼いころからモノづくりが好きだったから。愛知でモノづくりといえば自動車業界と考え、就職活動の軸にしました。同業他社も受けたものの、どこも暗く堅い印象のなか、BEXは明るくて話しやすく、信頼できると感じ入社しました。「いつかクルマを1台作れたら」という僕の言葉に共感してくれたのはBEXだけでしたね。ものづくりに対する熱い想いがある会社だと好印象を持ったことをよく覚えています。
現在は、自動車のシートに付属する、プラスチック製部品の設計開発に携わっています。主に担当するのは、シートの鉄のフレームをカバーするプラスチック製品や、背もたれを動かすレバーの部分です。プラスチック設計の難しさは、鉄などの硬い素材に比べて、どんな形にも成型できること。数限りない形の可能性から、適当な形を検討していくため、上司からアドバイスをもらいつつ、ブラッシュアップしています。

試行錯誤して作り上げた達成感はひとしお
設計する部品が、自動車として完成したときに見える部品だからこそやりがいを感じやすい反面、難しい仕事でもあると思います。新人の頃は、完成品が市場に出てから「もう少しかっこよく作れたのでは」と後悔することもありました。しかしその分、納得いくものが作れたときの達成感はひとしお。目に見える部品だからこそ、リリース後に、「僕が作ったんだ」と言える瞬間は、とても嬉しいです。また、設計していく過程でものづくりの喜びを感じられることもやりがいの一つです。試作品を3Dプリンターで出力して、分析・評価し、ダメな部分は修正することを繰り返す。試行錯誤の連続ですが、「新たなものを生み出しているんだ」と実感でき、ものづくりの醍醐味を味わえる仕事です。
大切なことは、日々学ぼうとする成長意欲
BEXが取引するのは、日本の自動車業界を牽引する大企業。日本中、世界中から結集した優秀な方々がクライアントになる訳です。私たちも取引先に負けない知識力や考える力を身に付ける必要があります。そのため、日々上司から学ぶことはもちろんのこと、それでも足りないときは、参考書を買って自分でも勉強します。入社後の研修で終わりではなく、日々成長しようと学習していく姿勢が大切だと感じます。また、BEXが評価されている理由も、この一人ひとりの成長意欲からくる知識・技術力の豊富さにあると思います。最近では、リーダーとして後輩に指示を出し、チームを引っ張る立場になったため、先輩たちが築いてきたBEXへの評価に恥じないよう、チーム一丸となって頑張りたいです。

若手のアイディアも採用してくれる環境がある
BEXにはキャリアを問わず、提案しやすい環境があります。入社2年目のころ、普段作っているプラスチック部品の前提構造とは全く違う部品を、緊急で作らなければいけなくなりました。大変難しい課題のため、会議も煮詰まっていたときに、ふと私が出したアイディアが採用されたのです。新人だからと否定せず、よい発想は柔軟に取り入れるBEXならではのエピソードだと思います。この件から、「考えること」と「伝えること」の大切さを実感しました。後輩たちにも、まずは自分で考えてみることを実践してもらっています。
今後の目標は、設計者としてだけでなく人間としても成長し、今よりも大きなグループを牽引できるリーダーになることです。人が成長すれば、自ずと会社も成長します。そしていずれはBEXオリジナルのクルマを1台作れたら。考えるとワクワクしますね。
ONE DAY SCHEDULE
1日の流れ
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08:15
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出社:
一日の予定確認や、チームメンバーへ作業内容を指示します。
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09:00
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朝のミーティング:
客先の方と、当日や今後の予定を確認。作業内容のすり合わせや問題点の共有を実施します。
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09:30
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設計検討:
担当部品の課題解決に向け、CATIAで部品の構造検討を行います。
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12:00
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昼休憩:
社員食堂で食事。弁当の人もおり、自由に食事をとっています。
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13:00
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設計検討や打合せ:
午前中の構造検討の続きや、他部署との打合せを行います。打合せ用の資料を用意することもあります。
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19:00
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終業
少々残業後、帰宅。妻と食事をとり、映画を観たりゲームをしたり、リラックスタイムを過ごします。